みそ造りの伝統受け継ぐ 真壁高で2年ぶり実習 こうじ混ぜ、たる詰め
食品の製造工程や衛生管理などを学ぶため、桜川市真壁町飯塚の真壁高(羽田陽一校長)で23日、みその製造実習が行われた。食品化学科の3年生34人が、蒸した大豆に米こうじを混ぜ、木だるに詰める仕込みの工程に挑み、同校に10年以上受け継がれているみそ造りの伝統の技を学んだ。
同校では、毎年同学科の2、3年生が製造実習でこうじづくりや仕込みを行い、数カ月かけてみそを完成させている。昨年度は大豆を蒸す工程などに使用するボイラーが故障したため、みそを仕込むことができなかったことから2年ぶりの実習となった。
洗米、こうじ仕込み、大豆洗いなど5日間にわたる工程を経て迎えたこの日は、みそ仕込みの工程に挑んだ。原材料の大豆や米は県産を使用した。
生徒たちはまず、熱湯消毒した木だる8個の内部に一昨年に仕込んだみそを塗り、塩を振りかけ、みそを詰めるための準備を行った。その後、蒸した大豆に米こうじと一昨年仕込んだみそを水で溶いたものを混ぜ、みそこし機にかけ、木だるに隙間のないよう詰めた。
初めて挑戦したみそ造りについて奥澤春斗さんは「重いたるを運んだり、大豆とこうじをかき混ぜる作業など思った以上に力作業で大変だった」と感想を話した。
2年生が製造した分と合わせ計16個の木だるに詰めたみそは10月まで熟成させる。その後パックに詰め、11月の文化祭などで販売するという。
同校では、毎年同学科の2、3年生が製造実習でこうじづくりや仕込みを行い、数カ月かけてみそを完成させている。昨年度は大豆を蒸す工程などに使用するボイラーが故障したため、みそを仕込むことができなかったことから2年ぶりの実習となった。
洗米、こうじ仕込み、大豆洗いなど5日間にわたる工程を経て迎えたこの日は、みそ仕込みの工程に挑んだ。原材料の大豆や米は県産を使用した。
生徒たちはまず、熱湯消毒した木だる8個の内部に一昨年に仕込んだみそを塗り、塩を振りかけ、みそを詰めるための準備を行った。その後、蒸した大豆に米こうじと一昨年仕込んだみそを水で溶いたものを混ぜ、みそこし機にかけ、木だるに隙間のないよう詰めた。
初めて挑戦したみそ造りについて奥澤春斗さんは「重いたるを運んだり、大豆とこうじをかき混ぜる作業など思った以上に力作業で大変だった」と感想を話した。
2年生が製造した分と合わせ計16個の木だるに詰めたみそは10月まで熟成させる。その後パックに詰め、11月の文化祭などで販売するという。