2020年7月11日(土)

茨城県と常陸大宮市 避難所の感染対策確認 初の合同訓練、課題共有

防護服姿で発熱者への対応を確認する常陸大宮市職員ら=同市下町の大宮公民館
防護服姿で発熱者への対応を確認する常陸大宮市職員ら=同市下町の大宮公民館

新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた災害時の避難所開設・運営訓練が10日、常陸大宮市で行われた。市職員や関係者、自主防災組織の住民ら計約80人が参加。「3密」防止に配慮して、体調不良者用の避難所設置や感染防護具の着脱方法を確認した。感染症対策を取り入れた訓練を茨城県と市町村が共同で実施するのは初めてで、他市町村の担当者も見学した。

訓練は、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が発令され、市内でも数人の感染者が確認されている中で、河川増水による避難勧告が出たという想定で行われた。

避難者受け入れ訓練は、同市北町のおおみやコミュニティセンターで実施。避難者役の職員を間隔を空けて並ばせ、検温や体調聞き取りなど3段階のチェックを行った上で、動線を確認しながら施設内の避難スペースに誘導した。

一方、体調不良者は約1キロ離れた同市下町の大宮公民館にマイクロバスで移送。発熱者と濃厚接触者に分けて、館内に設置したテント内に避難させた。

また、避難所のレイアウト確認、消防職員による手袋やマスク、防護服などの着脱訓練も行われた。

訓練を見守った堀江英夫県防災・危機管理部長は「今回の訓練は、保健師が加わり、防災の観点だけでなく、公衆衛生に関わる専門的な視点からも訓練を見ていただいた。さまざま課題を県全体で共有していきたい」と述べた。

樫村勝弥市市民生活部長兼危機管理監は訓練の様子を「参加した職員にアンケートを取り、しっかり検証して、避難所における新型コロナウイルス感染症への対応マニュアルに反映させていきたい」と話した。



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