茨城県は21日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに4人確認されたと発表した。つくば市の40代無職女性と、同市の30代会社員男性、栃木県内の30代会社員男性、埼玉県内の30代会社員男性で、いずれも軽症。県内の累計感染者は230人となった。

県によると、4人とも20日のPCR検査で陽性が判明。つくば市の女性は17日までに味覚・嗅覚障害などがあり、感染経路を調べている。同市の男性は県内勤務で、15日まで出勤した。16日以降、全身倦怠(けんたい)感や38度台の発熱などが見られた。今月上旬、都内に私用で数日間滞在していた。

栃木県の男性は京三電機結城工場(結城市)に勤務。13日から37度台の発熱などの症状があった。車通勤で、16日まで出勤した。同工場には、県外での検査で陽性が判明した県外居住者も勤務する。埼玉県内の男性は17日に38度台の発熱があり、18日、本県内の医療機関を受診した。

また、18日に感染が判明した土浦保健所管内の10代男子生徒と校内などで接触した生徒、教諭、同級生の家族の計47人は、PCR検査で全員陰性が確認された。

県は、感染者1人が21日に退院したと発表した。県内の退院・退所などは計187人。

■県内感染確認者
230人(前日比+4人)
うち死者　10人
退院・退所等　187人
(県発表、21日午後10時現在)