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海の魚を「ギョ紹介」 笠間日動美術館でさかなクンが個展 実物大サメや特徴捉えた93点

「さかなクンのギョ苦楽展」の会場で会見するさかなクン(右)=笠間市笠間
「さかなクンのギョ苦楽展」の会場で会見するさかなクン(右)=笠間市笠間


東京海洋大名誉博士のさかなクンが描いたさまざまな海の魚の絵を紹介する「さかなクンのギョ苦楽展」が23日、笠間市笠間の笠間日動美術館で始まった。長さが約6.5メートルある画面に展開されたメガマウスザメの大作など新作を中心に計93点が並ぶ。初日は作家本人も臨場し、鑑賞に訪れたファンらと交流した。

さかなクンは魚の博識で知られる一方、幼少期から絵を描くのが好きだった。昨年、日動画廊(東京・銀座)での個展が好評だったことから、同美術館での展覧会が企画された。さかなクンの美術館での個展は初めてという。

展示は「実物の大きさ」「お顔」「海外のお魚」などのテーマごとに構成。「コブダイちゃん」など顔つきの特徴を捉えたカラフルな作品もあれば、「鯖(さば)」や「鱸(すずき)」など食卓にのる魚に解説を付けた作品もある。

特に目を引くのは、メガマウスザメとジンベエザメの実物大の作品だ。共に縦約1.6メートル、横約6.5メートルの大きな画面に展開、筆ペンなどを使って描かれている。迫力がある一方、どこか優しさもある。

会場には、絵とは別に陶芸作品9点も並ぶ。

同美術館は、同日の「海の日」に合わせて、今展の開幕日を選んだという。会場には家族連れらのほか、さかなクンの熱烈なファンも。大阪市から来た女性(28)は「さかなクンがめちゃ好きで、真っ正面から魚を捉える視点などはすごいと思う」と話した。

会期は9月22日まで。原則月曜休館。入場料大人千円、65歳以上800円、大学生・高校生700円、小中学生500円。問い合わせは同美術館(電)0296(72)2160

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