2020年7月29日(水)

土浦の花火中止、32年ぶり コロナ対策「困難」 代替企画検討

昨年の土浦全国花火競技大会で打ち上げられたワイドスターマイン=2019年10月26日、土浦市
昨年の土浦全国花火競技大会で打ち上げられたワイドスターマイン=2019年10月26日、土浦市

11月に予定されていた土浦市の一大イベント「第89回土浦全国花火競技大会」について、市の実行委員会は28日、中止すると発表した。大会には例年70万人以上の観客が訪れることから、新型コロナウイルスの感染対策を取るのは難しいと判断した。市商工観光課は「観客の安全を一番に考えた結果の苦渋の決断。花火業者の支援のため代替の企画も検討したい」と説明している。

同大会の中止は、昭和天皇容体悪化に伴う1988年の第57回大会以来32年ぶり。実行委正副会長会議が同日開かれ、決定した。同課によると、会議では、新型コロナの感染が首都圏を中心に再び広がり収束が見通せない中、3密対策が取れないとの認識を共有。「中止はやむなし」との考えでまとまった。

国が全国的な大規模イベントの人数制限を8月1日以降は撤廃する方向で検討してきたが、感染拡大を受けて規制を続けることを示した。こうした状況も踏まえ、開催決定ができず、大会準備を始める時期が7月末に迫ったことも中止判断につながったとみられる。

安藤真理子市長は「本市最大のイベントを開催したい思いに変わりはありませんが、大会の開催は新型コロナ感染拡大のリスクを増大させることにつながりかねない。大変残念ですが、中止することとしました」とコメントした。

市は大会中止を受け、新型コロナの影響で経営面で苦しんでいる花火業者を応援する企画を検討。今年の市制施行80周年記念の花火打ち上げや、全国の業者が各地で打ち上げるオンライン花火大会などを見込む。打ち上げを希望する企業や団体と花火業者を仲介するマッチングも始め、さまざまな形で支援する考え。



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