《新型コロナ》「市中感染ない」水戸市保健所長、市議会委員会で見解
新型コロナウイルスの感染者が水戸市内で7月下旬から増えていることについて、市保健所の土井幹雄所長は7日、「今起きている状況では、市中感染はない」との見解を示した。市議会文教福祉委員会で後藤通子委員の質問に答えた。市内では7月27日以降、34人の感染が確認されている。
後藤委員は市中感染について「漠然とした不安が(市民に)ある」と指摘。土井所長は「病院や施設、家庭内で広がっている場合が市中感染と言う。データから見ると、家庭内感染があるとは思わない」とし、「氷山の一角しか見えていないとの懸念には、検査するしかない」とさらなる検査体制の拡充を訴えた。
市と県は「ローラー作戦」と称して大工町など特定繁華街の利用客らに21日まで検査を行う。7日現在で808人受け付け、415検体を採取。このうち354人分の検査を終え、陽性は1人だった。8日から検査体制を強化し、実施件数を増やすという。
特定繁華街でクラスター(感染者集団)が発生したキャバクラとバーに関係する感染者は計25人。6日には市役所近くの居酒屋で4人の感染が判明し、店名を公表していた。同店を期間内に利用していたとして市職員10人が自宅待機している。
後藤委員は市中感染について「漠然とした不安が(市民に)ある」と指摘。土井所長は「病院や施設、家庭内で広がっている場合が市中感染と言う。データから見ると、家庭内感染があるとは思わない」とし、「氷山の一角しか見えていないとの懸念には、検査するしかない」とさらなる検査体制の拡充を訴えた。
市と県は「ローラー作戦」と称して大工町など特定繁華街の利用客らに21日まで検査を行う。7日現在で808人受け付け、415検体を採取。このうち354人分の検査を終え、陽性は1人だった。8日から検査体制を強化し、実施件数を増やすという。
特定繁華街でクラスター(感染者集団)が発生したキャバクラとバーに関係する感染者は計25人。6日には市役所近くの居酒屋で4人の感染が判明し、店名を公表していた。同店を期間内に利用していたとして市職員10人が自宅待機している。