2020年8月9日(日)

住民守ろうと90年前に殉職 巡査部長慰霊 ひたちなか署

記念碑(左)に手を合わせるひたちなか警察署関係者=ひたちなか市平磯町
記念碑(左)に手を合わせるひたちなか警察署関係者=ひたちなか市平磯町

90年前に殉職した警察官の慰霊のため、ひたちなか警察署(遠藤丈志署長)の幹部らが命日の5日、ひたちなか市平磯町の聴法寺にある記念碑を訪れ、冥福を祈った。

1930年8月5日、今の同市平磯町で、トラブルから暴力団組員2人をけがさせて高額な治療費を請求されたため、住民が湊警察署平磯町第二駐在所(当時)に助けを求めた。駐在員だった海老原義重巡査=当時(26)、巡査部長に特進=が、組員に請求をやめるよう注意すると、逆上されて刺殺された。

この日は、遠藤署長や鬼沢義隆那珂湊警察センター長らが、名声を後世に残すという意味の「流芳」と刻まれた記念碑に花を供え、線香を上げて冥福を祈った。

遠藤署長は「痛ましい事件が起きないよう、教訓を受け継ぎ、後世に伝えなければならない」と強調。現在の平磯駐在所の塚本翔太巡査長(27)は「海老原巡査部長の思いを受け継ぎ、平磯の安全を守りたい」と話した。



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