2020年8月10日(月)

この地を飛んで 戦後75年 戦争遺構を行く (3)
《この地を飛んで 戦後75年 戦争遺構を行く》筑波海軍航空隊(笠間市) 厳粛さ漂う司令室

格天井が施された筑波海軍航空隊旧司令部庁舎の司令室=笠間市旭町
格天井が施された筑波海軍航空隊旧司令部庁舎の司令室=笠間市旭町

格式高い部屋に用いる升目の天井「格天井(ごうてんじょう)」が施された司令室に、窓から陽光が差し込む。笠間市旭町の筑波海軍航空隊旧司令部庁舎。廊下や階段は当時の姿を色濃く残し、庁舎内は厳粛な雰囲気が漂う。

同隊は1934年、霞ケ浦海軍航空隊友部分遣隊として発足し、38年に独立。同年、庁舎も建設された。滑走路では隊員たちが操縦訓練を繰り広げた。最高位の司令は、訓練を司令室の窓から見ていたことだろう。44年、ゼロ戦の練習航空隊となり、翌45年には特攻訓練も行われた。

同庁舎は2011年まで県立友部病院の管理棟として使われた。老朽化のため解体予定だったが、特攻隊を描いた映画「永遠の0」(13年公開)の撮影で使われ、脚光を浴びた。18年の市指定文化財登録で保存が決まった。



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