次の記事:常磐道で速度違反、身代わり出頭させる レーサーら逮捕

《新型コロナ対策》水戸市、保健所に特別チーム 繁華街へ対策徹底通知

新型コロナ対策で保健所体制の強化と特定繁華街への通知を発表する水戸市の高橋靖市長=7日夕、同市役所
新型コロナ対策で保健所体制の強化と特定繁華街への通知を発表する水戸市の高橋靖市長=7日夕、同市役所


新型コロナウイルスの感染拡大を受け、水戸市の高橋靖市長は7日、市保健所保健予防課に特別対策チームを設け、体制を強化すると発表した。また市と県が大工町など特定繁華街にある飲食店に感染予防対策を徹底するよう求める通知文を出したことを明らかにした。風評被害払拭(ふっしょく)に向けた啓発の一環という。

市によると、新型コロナに関する業務遂行は同課の16人では追い付かず、保健所全体(92人)で対応している。特別対策チームは11日に設置。同課員9人と保健所内のほかの課員6人、本庁内のほかの課から兼務10人の計25人体制で臨み、同課に集中していた業務を分散化する。具体的には、新型コロナに関する電話相談▽検査調整・疫学的調査▽感染状況などの情報収集・発信▽感染拡大防止に向けた施策の調整-などの業務を担う。

一方、通知は7日、郵送で配布。特定繁華街(大工町、泉町、天王町、五軒町、栄町)で営業許可を受けている飲食店730店に発送した。資料を添え、新型コロナ対策に関する業種別指針を守ることや「いばらきアマビエちゃん」の活用、「ローラー作戦」のPCR検査を受けることを求めている。高橋市長は大井川和彦知事と連名で「感染対策が自分の店や生活を、ひいては繁華街全体を守っていくことにつながる」などと訴えている。

高橋市長は記者会見で「(繁華街の)火を元通りにともしていきたい。感染が落ち着いたときには、地元の人たちと客を呼び込むプロジェクトをつくっていきたい」と話し、特定繁華街の風評被害払拭に取り組む姿勢を見せた。

特定繁華街では、キャバクラとバーの2店舗に絡むクラスターが発生。25人の感染者が確認され、周辺の飲食店が休業に追い込まれている。

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース