2020年9月7日(月)

ケア児施設、歌で支援 動画収入で医療品寄付へ

牛久の中島さん夫妻 「感謝示したい」

中島龍次さん、沙都美さん家族が「ソノサキ」を歌う動画の一場面(中島さん提供)
中島龍次さん、沙都美さん家族が「ソノサキ」を歌う動画の一場面(中島さん提供)

新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、牛久市内で医療的ケアを必要とする娘を育てる夫妻が、県内の医療的ケア児・者受け入れ施設へ感謝の気持ちを歌で示すプロジェクトを始めた。思いを込めたオリジナル曲を歌う動画をインターネットで公開。再生により得られた広告収入の全額を、医療・福祉施設へのマスクや医療用ガウンなどの寄付に充てる。夫妻は「支援の輪を広げたい」と協力を呼び掛けている。

プロジェクト「Sing for carers」を企画したのは、牛久市在住の中島龍次さん(42)、沙都美さん(37)夫妻。長女で小学4年の柚月さん(9)は、たん吸引や胃ろうなどの医療的ケアが必要だ。家族による24時間の在宅看護が続く中で、訪問看護や受け入れ体制の整った医療施設などの、継続的な手助けは欠かせない。

龍次さんは「感染症のリスクと隣り合わせの中でも、変わらず医療や福祉を提供してくれる関係者に感謝を示したかった」と企画した理由を話す。

オリジナル曲「ソノサキ」の作詞・作曲は沙都美さんが担当し、企画に賛同した音楽プロデューサーの堤秀樹さんがボランティアで編曲。軽やかな曲調で、歌詞も「笑って 笑って 笑っていたら いつの間にか新しい明日がきみの隣で笑ってるから」など、明るい未来を想起させる内容にした。

家族や協力者らと共に歌った4分13秒の動画を、7月下旬に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。今年12月までの期間限定で、再生により得られた広告収入の全額を医療物資の購入費に充て、県内の医療・福祉施設へ贈る仕組み。県社会福祉協議会などを通じて寄付する予定。

現在、支援の輪を広げようと、ソノサキを歌った動画を同企画のホームページで募集している。寄せられた動画はまとめてユーチューブで公開し、再生による広告収入は全額寄付に充てる。また、物品を各施設に届ける際に、DVDに収録して渡す予定。沙都美さんは「みんなからのエールとして医療や福祉従事者の方たちに贈りたい」と話している。



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