2020年9月8日(火)

菊の花/根本悦子さんのレシピ

中国では不老長寿の薬

9月9日は五節句の一つ「重陽の節句」です。菊の花を用いて長寿を願うことから、別名「菊の節句」ともいわれます。中国では、菊の花には不老長寿の薬としての信仰があり、鑑賞用より先に薬用として栽培されていたようです。菊茶や、菊花酒として飲まれたり、漢方の生薬としても使われてきました。

日本で菊を食用とするようになったのは、室町時代以降。宮中や寺院では菊を鑑賞する宴が行われてきました。代表的な品種に黄色の「阿房宮(あぼうきゅう)」、紫色の「もってのほか」などがあります。

栄養的には、β-カロテンやビタミンC、葉酸、ビタミンB群などが含まれているため、パソコン操作などで目を酷使する人、貧血や体力が低下しているときには、積極的に取り入れたいものです。菊の花は一度にゆでて、冷凍しておくと便利です。花びらをゆでるときに酢を少量入れることで色が鮮やかに仕上がります。おすし、酢の物、お吸い物など、幅広いお料理に利用できます。

菊がゆ
■菊がゆ
【材料】(4人分)
コメ1/2カップ、水3カップ、塩小1/2(好みで調整する)、食用菊(黄)1/2パック、クコの実適量、白ごま適量

【作り方】
(1)コメは洗い、水3カップを入れて吸水させる。火にかけて、沸騰したら弱火にして約20〜30分煮る。

(2)菊は、軸を外しゆでる。水に取り、絞る。

(3)(1)の鍋に(2)の菊を加え、塩で味を調える。

(4)器に盛り、クコの実、白ごまを振る。

鶏肉の菊あんかけ
■鶏肉の菊あんかけ
【材料】(4人分)
鶏胸肉200グラム、塩少々、こしょう少々、小麦粉適量、油適量、食用菊(黄)1/2パック、シメジ100グラム、ニンジン100グラム、オクラ4本、たれ〈レモン汁大2、塩小1/2、砂糖小2、水100cc〉、片栗粉大1、水大2

【作り方】
(1)鶏肉はそぎ切りする。塩、こしょうで下味を付け、小麦粉を付けてフライパンで焼く。

(2)菊は、軸を外しゆでる。水に取り、絞る。

(3)シメジは房を外す。

(4)ニンジンは型抜きし、ゆでる。

(5)オクラは塩ゆでし、輪切りする。

(6)たれを合わせておく。

(7)フライパンに油を入れ、シメジを炒め、(6)を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。(1)の肉、ゆでたニンジン、オクラ、菊の花を加え、混ぜ合わせる。

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