2020年9月17日(木)
つくばみらい市 筑波大発企業と介護支援で協定
- 包括連携協定を締結した小田川浩市長(右)とピクシーダストテクノロジーズの落合陽一最高経営責任者(中央)=つくばみらい市役所伊奈庁舎
つくばみらい市と筑波大発スタートアップの「ピクシーダストテクノロジーズ」(東京)は10日、先端技術を活用した地域課題の解決に向け包括連携協定を締結した。高齢者・障害者支援、農業振興、教育、市民の安心・安全な暮らしの4分野を軸に取り組む。
小田川浩市長と同社の落合陽一最高経営責任者は同日、協定書に署名した。第1弾として、市は同社と協力し、市内2カ所の介護福祉施設で自動運転車いすを社会実装するための実証試験を行う予定だ。介護現場では働き手が恒常的に不足しており、介護の負担軽減が課題となっている。
同社は市内に研究開発拠点「テクノトープ」を開設しており、小田川市長は「地域の課題解決には行政だけでなく、新しいアイデアを持った企業の力が必要」と期待した。