2020年9月18日(金)

新型コロナ、茨城初確認から半年 新規感染、減少傾向に 県、検査体制拡充急ぐ

新型コロナウイルスの感染者が茨城県内で初めて確認されてから、17日で半年を迎えた。同日現在の県内の累計感染者数は621人で全国13番目に多く、死者は16人。5月までに一度は収束したが、再拡大した6月以降の「第2波」の感染者は450人を超えた。最近は新規感染者が減少傾向にあるものの、引き続き警戒が必要な状況が続く。県は秋以降のインフルエンザとの同時流行に備え検査体制の拡充などを急いでいる。

県内初の感染確認は3月17日。それから5月までの感染「第1波」では、病院や高齢者・障害者施設でクラスター(感染者集団)が発生し、もともと資源の乏しい地域医療に影響した。この間の死者10人のうち8人は70代以上だった。

県は5月7日に独自の対策指針を発表。医療体制や感染状況に基づき、4段階の対策ステージを設けた。最高レベルの4から運用を始め、感染の落ち着きとともに外出自粛や休業要請などの対策を段階的に緩和し、6月8日に最低の1へ引き下げた。

3、4月の2カ月間に確認された感染者は計163人。5、6月は感染ゼロが1カ月半続くなど計11人にとどまった。だが、6月から都内で感染が再拡大すると県内でもこれを後追いするように7月以降、再び感染者が増え始めた。

7、8月は水戸、つくば両市の「夜の街」やカラオケ店などでもクラスターが発生し、この2カ月間で全体の6割を占める371人の感染者が確認された。8月中旬以降に確認された死者6人のうち5人は80代だった。

累計感染者を年代別に見ると、30代以下が5割を占め、40〜60代が3割、70代以上が2割。感染者はこれまでに北茨城と高萩、大子の3市町を除く41市町村で確認。市町村別では水戸市が103人で最多、つくば市71人、古河市38人と続く。

「第2波」の新規感染者は7月末から8月上旬ごろをピークに減少に転じ、県は9月8日に対策ステージを3から2へ緩和した。全6項目の判断指標のうち、現在は都内の感染状況のみ警戒度が2番目に高いステージ3で、医療体制と県内の感染状況の5項目はステージ2以下となった。

感染の有無を調べる県内の検査能力は今月末までに1日1500件まで拡充する見込み。県は現在、かかりつけ医など身近な医療機関で新型コロナとインフルエンザの両方の検査を受けられる体制づくりを急いでおり、現在の検査協力医療機関は約150カ所となっている。



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