2020年9月19日(土)

境一家殺傷1年 犯人は黒の長袖長ズボン 県警、懸賞金100万円

境一家殺傷事件の発生1年を前に情報提供を呼び掛けるポスター(県警提供)
境一家殺傷事件の発生1年を前に情報提供を呼び掛けるポスター(県警提供)

境町若林の住宅で会社員、小林光則さん=当時(48)=と妻でパート従業員の美和さん=当時(50)=が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った一家殺傷事件は、今月23日で発生から1年を迎える。県警は18日、重軽傷を負った子どもの証言で、犯人が黒い長袖長ズボン姿だったという情報を公開した。さらに、有力な情報提供者に手渡す懸賞金100万円を設けることを決め、捜査への協力を改めて求めた。

県警によると、犯人は2階の光則さんと美和さんがいた寝室で2人を襲った後、同じ階の子ども部屋にいた長男(14)の手と足を切りつけて重傷を負わせ、次女(12)に催涙スプレーのようなものを吹きかけて両手に軽傷を負わせた。

犯行の際、犯人は部屋の電気をつけたとみられ、長男と次女が犯人を目にした。中肉の黒っぽい長袖と長ズボン姿で、黒っぽいマスクのようなものと帽子を着け、目だけ見える状態だったという。

このほか、県警は住宅の母屋につながる北側の小道で、血痕が付いたスリッパが見つかっていたことも明らかにした。家族の証言から、小林さん宅のものと確認された。捜査関係者によると、血痕は被害者のものである可能性が高く、犯人は小道を通って逃げたとみられる。

懸賞金は、境地区防犯協会や警察OB、住民有志が出資。情報提供者に内容に応じて100万円を上限に支払う。期間は今月23日から3年間。

事件は昨年9月23日午前0時38分ごろ、美和さんからの「助けて」という110番通報で発覚。光則さん、美和さんは包丁のような刃物による刺し傷が複数あり、失血死していた。長男と次女は重軽傷を負い、1階にいた長女(22)にけがはなかった。

遺体の状況から強い殺意があったとみられ、室内に物色した形跡がないことなどから、県警は恨みによる犯行の可能性を視野に入れる。ただ、家族に関する目立ったトラブルはなく、物取りの可能性も残している。

捜査本部への情報提供はフリーダイヤル(0120)007285。

境一家殺傷事件で犯人が逃走時に通ったとみられる現場北側の小道。奥に見える母屋につながっている=境町若林
境一家殺傷事件で犯人が逃走時に通ったとみられる現場北側の小道。奥に見える母屋につながっている=境町若林


次の記事:18人感染 つくばの病院クラスター拡大 70〜90代の4人死亡

最近の記事

全国・世界のニュース

2021 年
 3 月 4 日 (木)

メニュー
投稿・読者参加
サービス