2020年9月22日(火)

“野党の立場から自民党を直していく” 新「立民」中村喜四郎氏 オール野党で共闘「保革伯仲」実現へ一歩

本紙インタビューに答える中村喜四郎氏=東京・千代田区永田町、武井浩一撮影
本紙インタビューに答える中村喜四郎氏=東京・千代田区永田町、武井浩一撮影

自民党から無所属を経て、今月結党した新「立憲民主党」に入党した元建設相の中村喜四郎氏(71)=衆院茨城7区=が21日までに茨城新聞のインタビューに応じた。近年は野党共闘のキーマンとして注目されていたが、今回さらに歩を進め、野党第1党の一員として「保革(与野党)伯仲」の実現に乗り出した中村氏。あらためて、「オール野党」の共闘を訴えるとともに、投票率アップ運動を広める考えを示した。

中村氏は自民党で建設相などを務めたが、1994年のゼネコン汚職事件で離党し、その後逮捕された。以降は無所属ながら当選を続け、過去14回の衆院選全てで当選している。

近年は野党党首との会合を重ね、野党結集を呼び掛けてきた。2018年に衆院野党会派に入り、今回の新立民への入党で「反自民」をより鮮明にした。共産党とも関係を築き、今年1月には同党大会に「特別ゲスト」として招かれた。

自民党時代は田中角栄元首相に師事し、党総務局長といった役員も務め、政局の中心にいた。「昔の自民党は気配り、目配りをして、みんなが汗をかいて、手柄は人に渡していた。今は一極体制になり、国民の方を向いていない」と現在の議員の姿勢を問題視する。

野党共闘にかじを切ったのは12年の第2次安倍政権以降、「自民党が深刻な事態になった」ためという。象徴の一つとして、14年に設置された内閣人事局を挙げる。省庁の幹部人事を官邸が握った形だ。森友学園を巡る文書改ざんなどは官僚の忖度(そんたく)に端を発したと指摘されている。

「官僚が異論を言える環境をつくるのが政治家の仕事なのに逆に官僚の心を縛っている」と批判。「自民党の中から『これでは駄目だ』という声がない。それなら野党の立場から自民党を直していくのが現実的な選択肢ではないか」

スローガンに掲げているのは「保革伯仲」。「保革伯仲になっても自民党に自浄能力がなければ、責任ある政権交代を目指したい」と、その先も見据える。

また、投票率の10ポイントアップを呼び掛ける署名活動を立案。野党国会議員を中心に呼び掛け、野党共闘の在り方としても位置付ける。

県内の野党共闘を巡っては、新立民と新国民民主党に分裂した形で、先行きは不透明だ。衆院選挙区での野党候補者調整に関しては「野党組織の事情がまだ分からず、基本的には静観したい」と話すにとどめた。



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