2020年9月26日(土)

新型コロナ PCR検査センター 月内に15カ所へ拡充 茨城県と医師会 県内全域に設置

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町

新型コロナウイルスのPCR検査を実施する「地域外来・検査センター」について、茨城県は各地の医師会と協力し、今月中をめどに、現在稼働中の10カ所から15カ所まで拡充する。これで県内九つの2次医療圏に少なくとも1カ所設置されることになり、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念される冬場を前に、県内全域に設置される見通しが立った。

センターは、住民が身近な地域で検査を受けられるよう県が郡市医師会に運営を委託。保健所を介さずに、地域の診療所から直接、感染が疑われる患者の紹介を受けて診察、検査している。

現在県内でセンターを運営する医師会は、真壁▽結城市▽古河市▽つくば市▽取手市▽那珂▽水戸市、笠間、県央(合同)▽土浦市、石岡市(同)▽鹿島、水郷(同)▽龍ケ崎市-の10カ所。

ほかに、牛久市医師会が設置を決め、17日時点で日立市、多賀の2医師会も調整中。常陸太田市、きぬ、稲敷の3医師会も設置を検討しており、県はこのうち新たに5カ所開設する方向で準備を急いでいる。

各センターの開設日は週2〜3日や週5日など医師会によって異なり、1日10〜20人程度の検査体制が多い。設置場所は医療機関や公共施設などで大半がドライブスルー方式を採用している。

一方で国は、インフルエンザとの同時流行による発熱患者の増加を見据え、感染疑い患者が受診する際の相談先を、かかりつけ医などの身近な医療機関に切り替える方針。これまでは保健所に置く「帰国者・接触者相談センター」が窓口だった。

このため、県は今後、新型コロナの診察や検査を担うかかりつけ医などを「診療・検査医療機関」として指定していく予定だが、地域の診療所などで十分な検査体制を確保できない場合には、センターの機能を強化して検査体制を整える必要がある。

県によると、県内の1日当たりの検査能力は現在約1500件。「帰国者・接触者外来」などの検体採取ができる医療機関は現在約180カ所だが、同時流行を見据え、県医師会は診療・検査医療機関を450カ所程度まで増やす目標を掲げている。



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