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水戸芸術館 音楽劇「夜のピクニック」開幕 出演者ら本番へ意気込み

水戸芸術館で4年ぶりとなる音楽劇「夜のピクニック」の再演を前に報道陣などに公開されたゲネプロ=水戸市五軒町
水戸芸術館で4年ぶりとなる音楽劇「夜のピクニック」の再演を前に報道陣などに公開されたゲネプロ=水戸市五軒町


水戸芸術館(水戸市五軒町)ACM劇場で、4年ぶりとなる音楽劇「夜のピクニック」の公演が1日から始まるのを前に、茨城県出身などのキャスト4人と演出を担当した深作健太さんが9月30日、「水戸芸術館の宝物である作品を舞台化できてうれしい」などと意気込みを語った。

夜のピクニックは県立水戸一高卒の小説家、恩田陸さんが同校の行事「歩く会」を題材にした同名の小説を舞台化。同館のオリジナル作品で今回は2016年の初演に続く再演となる。

出演キャスト20人のうち、本県出身の吉川友さん、加藤良輔さん、安達勇人さんと、千葉県出身でヒロイン甲田貴子役の北川理恵さんが代表してコメント。北川さんは「30歳の節目の年に(開館30周年の)水戸芸術館の公演に出させていただきうれしい。いろいろな方のおかげでここまでこられた」と述べた。

前回に続き演出を担当した深作さんは「30周年の第一歩をこの劇で踏み出すことができて幸福」と語った。

公演は4日まで計5回上演。チケットは既に完売している。

■有料配信を発表
水戸芸術館は30日、今回の音楽劇「夜のピクニック」の公演を映像化して、オンラインで有料配信する取り組みを11月1日から来年1月31日まで実施すると発表した。10月15日から申し込みを受け付ける。

同館によると、有料配信は新型コロナウイルス感染拡大で公演回数・販売席数が当初計画より大幅に減ったことに伴う対応。4台のカメラを使って臨場感あふれる映像とし、劇場では見られないマルチアングルの映像も取り入れ、俳優たちの熱演を伝えるという。

配信料は2500円(税込み)で、指定日の24時間以内に1回視聴できる。申し込みは同館ホームページ「音楽劇『夜のピクニック』オンライン」から。

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