2020年10月13日(火)

地域期待ブランド米続々、生き残りへ存在感課題 茨城県産米、オリジナル米で差別化

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地域活性化の期待を背負った新たなブランド米が各地で相次いで登場している。行政と農業団体などが協力し、開発や宣伝を進めている一方、産地間競争が激化し存在感を出せないブランド米もある。2020年産の新米が出荷の季節を迎える中、生き残りをかけた競争が始まっている。

茨城県では、県が開発したオリジナル品種や県内各地域のオリジナル米の生産で差別化を図る。県オリジナル品種「ふくまる」「一番星」「ゆめひたち」は高価格帯を強調したブランド米として販売はしていないが、本県の環境に合った品種の導入で農家の収益向上を図っている。

2013年から一般に生産が始まった「ふくまる」は、中食・外食向けと家庭用精米向けの両輪で販売。県産地振興課によると、高価格帯の飲食店からもニーズがあるなど需要に合わせて徐々に作付面積を増やしている。20年産米は前年産と比べ42ヘクタール増の796ヘクタール。収量が多く、農家の収益向上につながるとして生産を進めている。

県内各地では「奥久慈の恵 うまかっぺ」「ななかいの里コシヒカリ」など、30を超える地域オリジナル米を生産。品種は「コシヒカリ」が中心で、おいしさや安全安心にこだわった生産に取り組む。本県は19年産米の収穫量が全国7位となっている。

★ブランド米
産地ごとに設けられた独自の品質基準をクリアしたコメ。自治体と農業団体などが協力して開発し、全国で銘柄が増加している。一般的なコメより高価格帯となる傾向があり、農家の収益を改善して担い手不足を解消する期待も寄せられている。ロゴマークや名称に地域の特色を盛り込むことでPRなどにも活用されている。



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