シャインマスカット 真壁高生、愛着の実収穫 GAP更新に備え
桜川市真壁町原方の茨城県立真壁高稲荷原農場で、生徒が栽培するシャインマスカットの収穫が行われている。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で休校となり、6月まで生徒による栽培ができなかった。2人の担当教員が、芽吹いた枝を棚線へと誘引するなど春先の作業を引き受け、鮮やかな緑色に実ったシャインマスカットは無事収穫の日を迎えた。
収穫を行ったのは、農業科果樹専攻コースの2年生6人。週1回の農場実習で、同コースを専攻する3年生9人とともにハウス2棟、計4.5アールでシャインマスカットを栽培した。同校では約10年前からシャインマスカットを栽培し、昨年は農産物の国際的な認証制度「グローバルGAP」を県内の高校で初めて取得した。
冬の間に水分をためたシャインマスカットの木は3月下旬に芽吹き出す。担当教員は、休校期間中の4月中旬に棚線への誘引作業を実施。花が咲く5月下旬からは、種なしにするため、花房を一つ一つ薬剤に漬けるジベレリン処理を施した。実習を担当する関裕子教諭は「栽培を楽しみにしていた生徒も多い。休校期間中の様子は動画で配信し、共有化を図った」と振り返った。
生徒は、粒を大きくする目的で行う2回目のジベレリン処理から栽培に参加。6月中旬からは1房45粒程度に育つよう摘粒作業を行ったほか、伸びる枝を切る芽かき作業などを実施してきた。
グローバルGAPは1年ごとの更新制で、栽培記録の記入や整理整頓の徹底など、更新審査に備えた作業も並行して実施した。岡本雄希さん(16)は「途中からの作業だったが、自分たちで育てたことで愛着が湧いた。来年は一から栽培を学びたい」と意欲を見せた。
今年のシャインマスカットは、長雨の影響から例年よりやや小粒に育ったが、甘みは十分だという。収穫したシャインマスカットの一部は、11月に大丸東京店(東京都)で予定されている全国の農業高校が手掛けた農産物の即売会に数量限定で出品する。
収穫を行ったのは、農業科果樹専攻コースの2年生6人。週1回の農場実習で、同コースを専攻する3年生9人とともにハウス2棟、計4.5アールでシャインマスカットを栽培した。同校では約10年前からシャインマスカットを栽培し、昨年は農産物の国際的な認証制度「グローバルGAP」を県内の高校で初めて取得した。
冬の間に水分をためたシャインマスカットの木は3月下旬に芽吹き出す。担当教員は、休校期間中の4月中旬に棚線への誘引作業を実施。花が咲く5月下旬からは、種なしにするため、花房を一つ一つ薬剤に漬けるジベレリン処理を施した。実習を担当する関裕子教諭は「栽培を楽しみにしていた生徒も多い。休校期間中の様子は動画で配信し、共有化を図った」と振り返った。
生徒は、粒を大きくする目的で行う2回目のジベレリン処理から栽培に参加。6月中旬からは1房45粒程度に育つよう摘粒作業を行ったほか、伸びる枝を切る芽かき作業などを実施してきた。
グローバルGAPは1年ごとの更新制で、栽培記録の記入や整理整頓の徹底など、更新審査に備えた作業も並行して実施した。岡本雄希さん(16)は「途中からの作業だったが、自分たちで育てたことで愛着が湧いた。来年は一から栽培を学びたい」と意欲を見せた。
今年のシャインマスカットは、長雨の影響から例年よりやや小粒に育ったが、甘みは十分だという。収穫したシャインマスカットの一部は、11月に大丸東京店(東京都)で予定されている全国の農業高校が手掛けた農産物の即売会に数量限定で出品する。