2020年10月27日(火)

《茨城県芸術祭》茨城文学賞に郡司さんら 新聞社賞は田中さん歌集

茨城県芸術祭(県、茨城文化団体連合、茨城新聞社など主催)の文学部門実行委員会(武子和幸実行委員長)は26日、本年度の「茨城文学賞」と「茨城新聞社賞」の受賞作を発表した。文学賞には、文芸評論・随筆部門で郡司丈児さん(65)=大洗町=の著作「『侍ニッポン』で一世を風靡(ふうび)した作家 群司次郎正の生涯」など5作品が選ばれ、新聞社賞は田中拓也さん(48)=千葉県=の歌集「東京(とうけい)」に決まった。

文学賞の部門には、文芸評論・随筆のほか、小説、詩、短歌、俳句があるが、今回は小説と俳句は授賞が見送られた。

郡司さん以外の各受賞者・作品は、詩部門が広沢恵美子さん(74)=桜川市=の詩集「露のひぬまに」と、福田恒昭さん(50)=つくばみらい市=の詩集「よるのくに」、短歌部門が栗田幸一さん(81)=土浦市=の歌集「天霧(あまぎ)らふ」と、額賀旭さん(79)=行方市=の歌集「いささ川」。

審査評によると、郡司さんの作品は、作家の足跡を遺品である「膨大な資料」を生かし「正確にそして実証的かつ論理的」にまとめており、今後の「最も基礎的な研究資料となる」とされた。広沢さんと福田さんの作品は、共に「詩という表現形式を通して、自分の人生や存在と真剣に向かい合っている優れた詩集」とされた。栗田さんの作品は「日常」を「独自の視点」で切り取って「表現力に」「優れた力量が認められた」、額賀さんの作品は「率直で明快な表現」の中に、「ふる里の自然や四季の風物」「身辺のさまざまな人々との交流がていねいに詠まれている」とされた。

新聞社賞は、過去に文学賞を受賞したことがある人の作品が対象。審査評では、田中さんの作品について「『土地の歴史の中で生きてきた人間』が独自の視点で掘り下げられている」点などが評価された。

授賞式は11月21日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で行われる。



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