2020年10月31日(土)

茨城県内も「鬼滅」フィーバー! 映画館、グッズ求め列 書店、単行本は品切れ

鬼滅の刃関連の本を並べた棚。小説版などの在庫はあるが、原作コミックスはほとんど残っていない=28日午後、水戸市笠原町の川又書店県庁店
鬼滅の刃関連の本を並べた棚。小説版などの在庫はあるが、原作コミックスはほとんど残っていない=28日午後、水戸市笠原町の川又書店県庁店

16日から全国公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限列車編」が、10日間で興行収入100億円を突破する大ヒットを記録している。茨城県内でも映画館は連日客が押し掛け、関連グッズを買い求める列ができている。書店では、原作が今年5月に雑誌で完結した際と同様の品切れ状態が再び訪れている。新型コロナウイルスの影響でマスクの手作りが広がる中、「鬼滅カラー」の布地も飛ぶように売れている。コロナ禍で弱った心に響くかのように多方面で広がる「鬼滅フィーバー」を追った。

■幅広い世代支持

水戸市宮町のシネコン「ユナイテッド・シネマ水戸」では30日、再入荷したグッズを購入するため、午前8時45分の開館前から約30人が列を作った。出社前に訪れた水戸市の会社員女性(37)は、人形や限定グッズ約1万円分を購入。「キャラクターの個性が魅力的」と笑顔を見せた。

劇場では1日10回以上、「鬼滅」を上映。鈴村雄一郎支配人(42)は「入館者数は想定以上。幅広い世代に支持されている」と驚きを隠さない。コロナ禍で足が遠のいていた映画館だけに、久しぶりに来館したという家族連れも多いという。

■布地販売も飛躍

原作の漫画単行本は品薄状態だ。県内外に書店25店舗を展開するブックエース(水戸市)は、多くの店舗で全巻がそろわず、在庫が出払っている。BOOK商品部の清宮慎太郎部長は「映画公開初日から一気に売れている。在庫が一部残っている店舗も時間の問題だろう」と話す。

同社によると、漫画はテレビアニメが放送開始した2019年4月ごろに売れ行きが伸び始めた。「今年7〜9月は品切れが解消されたが、今は入荷してもすぐになくなる。これほどの売れ方は今まで経験がない」(清宮部長)。10月の総売上のうち、鬼滅関連は8%に達する勢いだ。

「鬼滅カラー」の布地も飛ぶように売れている。手芸用品専門店「めぐみや」(水戸市)の茨城町長岡店では、登場人物の羽織模様風やキャラクターをプリントした布地を販売する。店によると、手作りマスクやランチョンマット用に購入する客が多い。

大畠美代子店長(69)は「お客の3分の1は鬼滅目当て。春ごろから継続的に売れている」。森真申社長(60)は「子どもにせがまれて購入するお客が多い。どの店舗でも驚くほど売れている」と鬼滅特需を語る。



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