2020年11月22日(日)

「ウィズコロナ」沖縄3泊4日 藤代高、予防徹底し修学旅行 一生の思い出に

首里城で火災からの再建などについて説明を聞く生徒たち=4日、那覇市(藤代高校提供)
首里城で火災からの再建などについて説明を聞く生徒たち=4日、那覇市(藤代高校提供)

■新型コロナ感染者なし 自然や文化に触れる

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各校が修学旅行の実施について悩む中、県立藤代高校(取手市毛有、田村和浩校長)は1日から4日の間、3泊4日の日程で沖縄県への修学旅行を行った。目安としている2週間を経過しても感染は確認されず、同校関係者は一様に安堵(あんど)。十分な計画と生徒一人一人が予防を徹底したことが功を奏したとしている。

参加したのは2学年生徒と引率教員ら計246人。現地では、ひめゆり資料館、平和祈念公園、火災から1年となった首里城などを巡ったほか、地元の自然や文化を体験した。

実施は今月1日で、同県への修学旅行が再開し、1カ月程度たった時期。「ウィズコロナ」の状況の中で有意義な修学旅行にしてもらうために、「沖縄修学旅行 防疫観光ガイドライン」を策定するなど、同県が受け入れ体制を強化していたことも追い風となった。

団長を務めた佃敦之教頭によると、実施に当たっては感染防止を第一に計画を立てたという。同県のガイドラインなどを参考にし、感染リスクが高いと思われる民泊と自然壕(ごう)「ガマ」の見学は変更するなどした。

また、発熱者が出た場合の対応なども細かにシミュレーションし、万が一に備えた。保護者への説明も徹底し、ほとんど了承を得たことで実施できた。

生徒たちが感染予防の意識を高く持ったことも大きかった。一人一人が行動時のマスク着用はもちろん、個別に配られた携帯除菌剤や除菌シートを頻繁に使用。朝夕食前には全員の検温を欠かさず行った。

江尻祐里奈さん(17)は「修学旅行に行けることがうれしかったので、皆で感染しないように努力した。食事のときも向き合わないで食べるなど心掛けた」と話す。その上で、「一人も感染者が出なくてよかった。こんな状況の中で行けたので一生の思い出になる」と話した。

田村校長は「保護者の理解と生徒一人一人の意識、先生方の準備があって実施できた。無事に終えることができ、関わった全ての人に感謝したい」と話していた。



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