2020年11月24日(火)

「目指せ東京ドーム」茨城日産野球部が誕生 県内6チームに 来春本格始動

野球部発足を発表した茨城日産の渡辺等監督、加藤敏彦社長、加藤啓進会長、鈴木雅道部長(左から)=水戸市千波町の本社
野球部発足を発表した茨城日産の渡辺等監督、加藤敏彦社長、加藤啓進会長、鈴木雅道部長(左から)=水戸市千波町の本社

■選手に甲子園経験者ら
茨城日産自動車が硬式野球部を発足させる。現在、県野球連盟に加盟申請中で年明けにも承認される見込み。本格始動は来春からの予定で、県内で活動する企業チームは6チーム目となる。2021年度の都市対抗野球大会予選から参加する予定だ。

同社は来年75周年を迎え、野球部の設立は周年事業の一環。少子高齢化に伴い採用活動で苦心する中で、人材確保につなげる狙いもある。

監督には、09年シーズン限りで休部した日産自動車で内野手として活躍し、社会人ベストナインの経歴を持つ渡辺等氏(56)が就いた。現役引退後は同社で長くヘッドコーチを務めた。

23日、水戸市内で記者会見が開かれ、渡辺監督は「まずはバッテリー中心とした守りのチームをつくりたい。攻撃を重視すると勢いは付くが、守り中心でピンチを乗り越えていく方がチームの結束につながる」と展望。その上で、「県内には日立製作所や日本製鉄鹿島の壁は厚いが、1年でも早く東京ドームでプレーしている姿を見せたい」と意気込みを示した。

選手は今春入社した2人に加え、来春入社予定の23人の計25人(コーチ兼任2人を除く)。内定者には東京六大学出身者や甲子園経験者もいるという。

現在は、2人の選手と共に社内の経験者が集まり、月に2度、ひたちなか市の河川敷グラウンドで練習を進めている。年内には水戸市内に室内練習場が完成する予定だ。加藤敏彦社長(55)は「多くの社員が練習を手伝ってくれている。野球部の結成が会社の盛り上がりにもつながる」と期待する。

今春入社した大森海斗内野手(21)=波崎柳川高出身=はグループ内の社会福祉法人で介護の仕事をしながら練習に取り組む。「一度は諦めかけた野球の道で、こうして高いレベルでまた野球ができることがうれしい」と喜びを語る。営業職の田中悠也外野手(23)=石岡一高-麗沢大出身=は「都市対抗大会に出て日本一を目指せるようなチーム、選手になりたい」と意欲を見せる。

渡辺監督は「野球が好きでも、断念せざるを得ない選手はたくさんいる」と現状を指摘し、「そうした選手の受け皿になり、社員の皆さんに誇りに思ってもらえるチームを目指したい」と力を込めた。

選手の指導に当たる茨城日産の渡辺等監督(中央)=16日、ひたちなか市勝倉
選手の指導に当たる茨城日産の渡辺等監督(中央)=16日、ひたちなか市勝倉


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