2020年11月29日(日)
《新型コロナ》茨城で新たに66人 入院中の2人死亡 つくばでクラスター
- 茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県は28日、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた80代と50代の男性2人が27日に死亡したと発表した。県内の新型コロナによる死者は21人となった。県と水戸市によると、県内では28日、新たに計66人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者数は21日と並び最多。感染が広がるつくば市内の会食での陽性判明は計17人に増え、県疾病対策課は「クラスター(感染者集団)」との認識を示した。累計感染者は1508人となった。
県によると、同市内の会食では、同市と美浦村、取手市、土浦市の30〜60代の男女9人の感染が新たに判明。このうち、土浦市の60代会社員男性の同居家族2人の感染も分かった。
クラスターが発生した同市の事業所では、新たに取手市の50代会社員男性の感染が判明。感染者は計19人となった。
つくば市の20代無職女性は、県内の障害者向け短期入所施設の利用者。同施設の感染者は、職員と利用者合わせ7人目。
水戸市によると、同市の70代無職男性、60代無職女性の夫婦と、市内公立小に通う男児と女児のきょうだいの計4人は、26日に県が感染を発表した40代女性と同居の家族。
市町村別の新たな感染者は、取手市11人▽つくば市10人▽土浦市9人-など。
新型コロナ感染者のうち新たに33人が27日までに回復し、県内の退院・退所などは計1073人。
■県内感染確認者
1508人(前日比+66人)
うち死者 21人
退院・退所等 1073人
(県発表、28日午後10時現在)