2020年12月5日(土)

「鬼滅の刃」発売で茨城県内書店 最終巻、ファン行列 マスクや距離確保 感染防止へ「全集中」

書店の行列に並び「鬼滅の刃」の単行本23巻((c)吾峠呼世晴/集英社)を購入した女性(左)=つくば市小野崎のTSUTAYA LALAガーデンつくば
書店の行列に並び「鬼滅の刃」の単行本23巻((c)吾峠呼世晴/集英社)を購入した女性(左)=つくば市小野崎のTSUTAYA LALAガーデンつくば

社会現象を巻き起こしている吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さん作の大ヒット漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の単行本最終作となる23巻が4日、全国で発売された。漫画誌「週刊少年ジャンプ」の連載が5月に完結し、物語の結末を収録した待望の最終巻とあって、書店には大勢のファンが詰め掛けた。茨城県内でも朝から購入者の長い列ができ、新型コロナウイルスの感染防止対策で距離を取ってマスクを着けて並ぶ人たちの姿が続いた。

「距離を空けてお並びください。順番にご案内します」。つくば市小野崎の大型書店「TSUTAYA LALAガーデンつくば」(小松崎隆浩店長)では、予約なしで買える700冊を含め約1500冊を準備した。開店時間の午前10時を前に50人以上が並び、開店後も続々と購入者が来店、夜まで行列が途切れない状態が続いた。

コロナ対策でスタッフは購入者に距離を取って並ぶよう呼び掛けたほか、店内の混雑回避に努めた。店舗入り口と別に「鬼滅」購入者の専用入り口を設置し、スタッフを通常の5〜6人から11人に増員。23巻の購入は1人1冊限りとし、レジ計4台を鬼滅購入者専用にした。

同店の23巻予約は、単行本に主要登場人物4人のフィギュアが付く特装版を含め計約630冊分あった。店は予約なしで買える特装版を25冊用意し、購入整理券を先着順で配布した。

特装版を予約した同市、会社員、佐々木義道さん(48)は「楽しみにしていた。妻と8歳の娘も大ファン。帰って家族で読みたい」と話した。一番乗りで並び、予約なしで特装版を購入した同市の主婦(44)は「早く帰って読みたい」と家路を急いだ。

版元の集英社によると、23巻は初版395万部を発行し、1巻からの累計発行部数(電子版含む)は1億2千万部を突破した。

全国紙5紙の4日付朝刊は、主要15キャラクターが各紙に3人ずつ登場し、「夜は明ける。想(おも)いは不滅。」という文句を載せた記念広告を4ページずつ掲載。コンビニなどで品薄になったほか、オークションサイトで高値出品されていた。公開中のアニメ映画も大ヒットしている。

★「鬼滅の刃」
作品の舞台は大正時代。炭焼きの竈門(かまど)家の長男炭治郎(たんじろう)は留守中に鬼に家族を殺され、生き残った妹禰豆子(ねずこ)も鬼の血が傷口から入り、鬼と化す。妹を人間に戻すため、炭治郎は厳しい鍛錬を積み、鬼を狩る組織「鬼殺隊(きさつたい)」に入隊。仲間たちと鬼と戦う。漫画は5月まで集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載され、単行本は全23巻。映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は興行収入の記録を塗り替えている。



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