2021年1月10日(日)

《新型コロナ》茨城県内感染3000人超 前週比2.4倍、急速に悪化 県央・県北増、全域へ拡大

茨城県内の新型コロナウイルス感染者が9日、累計3千人を超えた。年末年始を境に急増し、同日までの1週間の感染者数は548人で、前週の2.4倍に増加。感染拡大のペースは過去最悪となっている。地域別では、これまで多かった県南地域だけでなく、県央、県北でも感染が拡大。昨年12月26日以降に確認された感染者は県内44市町村のうち五霞町を除く43市町村に広がった。

■ハイペースで到達
県内の累計感染者は昨年3月17日の初確認以降、11月17日に千人、12月14日に2千人を突破。最初の千人に8カ月かかったのに対し、2千人、3千人到達はそれぞれ1カ月足らずのハイペースとなっている。

県によると、9日時点の1日当たりの陽性者数は78.3人(1週間平均)で過去最多。陽性者のうち濃厚接触者以外の数は32.1人(同)に上り、経路不明者の割合も増えている。

昨年12月26日から今月8日までの2週間に確認された感染者(計694人)を地域別に見ると、県南39%▽県央25%▽県西18%▽県北9%▽鹿行5%▽県外4%。これまでより県南の比率が下がり、県央、県北で高まっているのが特徴。

市町村別では、高齢者施設で集団感染が起きたひたちなか市が最多の68人で、つくば市と水戸市でも60人以上を確認。土浦市は45人。これまで少なかった日立市も39人に上る。20人以上は10市、10人以上では21市町となる。

■「知人・家庭内」最多
この間に濃厚接触者として感染が分かった陽性者(県発表分)のうち、疑われる感染経路は「知人・家庭内」が最多で全体の約5割を占める。ほかに「職場内」が約2割、「医療・福祉関係」と「会食」、「他県」が1割前後で続く。

県によると、「知人・家庭内」の中でも飲食が原因の感染や、年末年始の帰省を含めた親族間で感染が広がる例が目立つ。職場や繁華街で発生したクラスター(感染者集団)も全体数を押し上げた。

年代別割合は、20代が23%で最多だが、世代別に見ると、「39歳以下」の45%に対し「40〜69歳」が42%で、若年層と中高年層の割合はほぼ同じ。重症化リスクの高い「70歳以上」は13%で、幅広い世代で確認されている。

感染者の急増で医療現場への負荷も高まっている。9日時点の県内の入院患者は過去最多の197人に上る。病床稼働率は43.5%で、重症者用も含め上昇傾向にある。県は病床稼働率が6割を超えた場合、政府に緊急事態宣言の発令を要請する方針だ。



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