任期満了に伴う4月4日告示、同11日投開票の筑西市長選で、元同市市長公室長の谷中徳久氏(62)が16日、無所属で立候補する意向を表明した。同市長選への立候補表明は、現職の須藤茂氏(69)=無所属=に次いで2人目。

谷中氏は会見で、特に財政調整基金の枯渇に懸念を示し「わがふるさとが第二の夕張のように財政破綻しては困る。財政再建に取り組みたい」と出馬の動機を説明。中核病院「県西部メディカルセンター」については「脳と心臓疾患に対応できる『2.5次救急医療病院』として再生したい」と意欲を示した。

さらにコロナ禍の中の選挙のため「新しいスタイルを実践して勝ちたい」とし、基本的に街宣活動をせず、非接触型の「リモート選挙」を行うとした。

谷中氏は同市出身、日本大卒。旧下館市役所に入庁後、企業誘致推進局長などを歴任。現在は一般社団法人「県開発機構」(同市)代表理事で開発コンサルタントとして活動している。