2021年1月21日(木)
【速報】鳥インフルエンザ、アヒル2884羽の殺処分完了 茨城県
- 古河市での殺処分と施設消毒の作業=県提供
県は21日、鳥インフルエンザが確認された千葉県横芝光町のアヒル飼育農場から、かすみがうら市1農場と古河市2農場に出荷されたアヒルのひな計2884羽を殺処分したと発表した。県内飼育農場での殺処分は、養鶏農場で鳥インフルエンザの感染が確認された2006年6月以来。
県によると、20日午後3時半ごろ、千葉県から連絡を受け、茨城県の対策本部を立ち上げた。アヒルは食肉用。殺処分は20日午前1時から同5時10分にかけて行い、全農場で消毒を完了している。2月4日までの2週間、出荷や移動を禁止し、殺処分の対象にならないアヒル約8600羽は経過観察する。周辺農場への移動制限などの措置は行わない。
約5千羽を飼育するかすみがうら市の農場では、千葉県のふ化場から18日入荷のひなと、同じ空間で飼育されていたひな計1200羽を処分対象とした。古河市の2農場のうち、約4千羽を飼育する農場は19日入荷の1044羽、約2500羽を飼育する農場は15日入荷の640羽を処分した。
- かすみがうら市での殺処分と施設消毒の作業=県提供