2021年1月23日(土)
【速報】新型コロナ 坂東で同僚会食クラスター、病院や福祉施設も感染者増える 茨城
- 茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県と水戸市が23日に発表した新型コロナウイルス新規感染者132人のうち、坂東市の10〜50代の会社員7人は、1月中旬に職場の同僚など9人で開いた県内での会食に参加していた。既に参加者1人の陽性が判明しており、関連の感染は8人となった。残る1人は陰性。県は「会食でのクラスター(感染者集団)発生の可能性は否定できない」としている。
クラスターが発生したつくば市の民間病院では、新たに患者の70代男女3人と、医療従事者の40代女性2人の計5人の陽性が判明。患者3人はこれまでに公表された患者と同じ病棟に入院していた。関連の感染者は19人に拡大した。
阿見町の50代男性は、県畜産センター養豚研究所(稲敷市)に勤務する県職員。県は男性との接触度が高い職員6人を20日以降、自宅待機としている。
水戸市の発表では、既に職員1人の感染が判明していた市内の児童福祉施設で、新たに男児2人、女児3人の陽性が判明し、感染者は計6人となった。この中の女児1人は、23日までに感染が判明した同居や別居の親族計6人のうちの1人で、市で感染経路の把握を急いでいる。
また、市内の福祉施設では30代女性職員の感染が判明し、同施設の感染者は職員2人、利用者1人の計3人となった。