2021年2月7日(日)

鳥インフル 動物園、水族館も厳戒 石灰散布や防鳥ネット 茨城、再開備え対策

ペンギンの獣舎に張ったネットを確認する生江信孝園長=日立市宮田町のかみね動物園
ペンギンの獣舎に張ったネットを確認する生江信孝園長=日立市宮田町のかみね動物園

城里町の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、鳥類を展示する茨城県内の動物園や水族館が警戒を強めている。ウイルスを媒介する野鳥の侵入を防ぐため、獣舎にネットを張るなど感染対策を展開。県独自の新型コロナウイルス緊急事態宣言に伴い休業している間に、万全の対策を講じて再開に備えている。

日立市かみね動物園(同市宮田町)は、インドクジャクやタンチョウなどの鳥類14種85羽を飼育する。鳥インフルエンザの感染を防ぐため1月24日、獣舎の網に目の細かい「防鳥ネット」を重ね、周囲には消毒用の石灰をまいている。

フンボルトペンギンの獣舎はプール型のため、施設全体をネットで囲って野鳥の侵入を防いでいる。このほか、車両の進入口に石灰を散布し、飼育員の出入り口に消毒用マットを置くなど厳戒態勢だ。

アクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町)は3日、アザラシやオットセイなどを屋外展示する水槽に野鳥の侵入を防ぐネットを設置した。ペンギンの水槽は、ネットに加え野鳥のふんの落下を防ぐブルーシートを設けた。動物の餌を用意する「給餌室」の出入り口に消毒用マットを置いたほか、職員の通勤車両が通過する車両出入り口には石灰を散布した。

営業が再開された場合も、城里町の鳥インフル発生農場から半径3キロの移動制限区域が解除されるまで、屋外展示スペースは閉鎖する。県内の農場で新たに発生した場合も、同様の措置を取る方針だ。

県植物園(那珂市戸)の鳥獣センターは、野鳥保護のためフクロウやハクチョウ、カモなど約30羽を飼育する。感染防止策として、センター内の通路に石灰を散布してきた。城里町での感染確認を受け、飼育舎に入る前に長靴を消毒するなど対策を強化した。

日立市かみね動物園の生江信孝園長は「今年は近隣県での感染が多い」と指摘し、「茨城で発生する前から前倒しで対策を講じてきた」と話し、警戒感を高めていた。

入室前に消毒マットで長靴を消毒する飼育員=大洗町磯浜町の県大洗水族館(同館提供)
入室前に消毒マットで長靴を消毒する飼育員=大洗町磯浜町の県大洗水族館(同館提供)


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