2021年2月23日(火)

聖徳太子像、りりしい面立ち 水戸・善重寺 国の重文、開帳

開帳された善重寺の聖徳太子立像=水戸市酒門町
開帳された善重寺の聖徳太子立像=水戸市酒門町

水戸市酒門町の浄土真宗大谷派の善重寺(藤本貫大住職)で22日、国の重要文化財「聖徳太子立像」の開帳があった。同寺が聖徳太子の命日に行っており、名品の呼び声が高い像を一目見ようと、県内外から拝観者が次々と訪れた。

太子像は鎌倉時代の作で、江戸時代に徳川光圀から寄進を受けて以来、同寺に伝わっている。太子堂に安置され、年に1度だけ公開される。高さ約1.3メートル。父の用明天皇の病気平癒を祈る16歳の姿とされ、右手に笏(しゃく)、左手に柄香炉を持ち、りりしい面立ちで往事の彩色がよく残っている。

開帳時間は例年1時間だが、今年は新型コロナウイルス対策で、来場者の集中を避けるため、5時間ほどに延ばし、動線も一方通行にするなど工夫した。

80代の母親らと訪れていた常陸太田市の男性(48)は「作った人の心が伝わってくるような像だ。医療関係の仕事をしているので、身内の病が癒えることを祈る太子の姿が身に染みた」と話した。

今年は聖徳太子の1400回忌の年に当たり、記念して、由緒ある「金燈籠(とうろう)」も太子堂に飾られた。



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