2021年2月23日(火)
筑波大が困窮学生に食料を配布 今回は事前登録制、密防止
- 筑波大が実施した困窮学生への食料支援事業=つくば市天久保
筑波大(つくば市天久保)は17、18の両日、新型コロナウイルスの影響で困窮する学生を対象とした食料支援事業を実施した。近隣自治体の企業や卒業生らから寄付された米やカップラーメン、サツマイモなどの食料品を約1700人に配布した。
食料支援事業は先月に続き2回目の実施。前回参加できなかった学生や、十分に食料品を受け取れなかった学生への支援を補完する目的で実施を決めた。今回は、会場の密集防止を図るため事前登録制とした。
会場には、6トンの米やカップラーメン6千個、レトルトカレー2500個、サツマイモ500キロなどが並び、総量は約10トンに上った。参加した学生は、持参したバッグに必要な食品を詰めて持ち帰っていた。
同大2年の男子学生(20)は「1人暮らしの身にとってはすごく助かる。支援してくれた企業や団体には感謝しかない」と話していた。