2021年3月4日(木)

クルーズ船、受け入れ再開へ協議会 茨城県が発足 寄港の条件整備検討

クルーズ船の受け入れ再開に向け発足した協議会=県庁
クルーズ船の受け入れ再開に向け発足した協議会=県庁

新型コロナウイルス感染症の影響で中止に追い込まれているクルーズ船の寄港を巡り、茨城県は3日、受け入れ再開を目指した協議会を発足した。クルーズ船運航事業者と港湾管理者による感染症対策や今後の計画などについて情報共有を図るとともに、寄港する際の条件整備や具体的な受け入れ再開日程などについて議論していく。

発足したのは「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた茨城港におけるクルーズ船の受入に関する協議会」(会長・青山紘悦県港湾振興監)。国や県のほか、茨城港常陸那珂港区、大洗港区の地元自治体などで構成する。この日はオンラインで設立総会を開催した。

クルーズ船運航を巡っては昨秋、業界団体などがガイドラインを策定。国も運航再開を見据えた安全確保のため、クルーズ船のガイドライン適合確認▽関係機関による協議会で受け入れを合意形成▽国内ショートクルーズからの再開-などを盛り込んだ指針を取りまとめている。

国内では昨年10月以降、国内クルーズ船の運航が再開。県港湾課によると、茨城県にも4、5月の大型連休を見据えたクルーズ船運航事業者からの寄港希望があるという。

こうした状況を受け、協議会では受け入れのための条件整備や必要な情報共有体制の構築、今後の再開スケジュールなどについて協議を進める。船内で感染が発生した場合の対策や迅速な初動対応に向けた情報伝達訓練なども検討していく。青山会長は「クルーズ船の寄港はさまざまな効果が期待できる。感染対策や地元理解など再開に向けた段階的な準備を進めたい」と話した。

昨年2月の「ダイヤモンド・プリンセス」における感染拡大を皮切りに、国内外ではクルーズ船の運航中止が相次いだ。県内では本年度に茨城港常陸那珂港区と大洗港区で、計9隻のクルーズ船寄港が中止となっている。



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