9000円を村に寄付 美浦・木原小6年生が商工会と連携し体験授業

「キッズ☆カンパニー」で得た売上金を美浦村に寄付した木原小学校の児童たち=同村受領
「キッズ☆カンパニー」で得た売上金を美浦村に寄付した木原小学校の児童たち=同村受領
■「起業」の収益「納税」
美浦村立木原小(同村木原、戸張深雪校長)の6年生は4日、会社の立ち上げから商品の考案、販売までを体験する授業で得た収益の内、約9千円を同村に寄付した。児童たちは、新型コロナウイルスの影響で対面販売ができなくなったことに戸惑いながらも、昨年11月から今年1月まで、完売を目指して工夫を凝らした。同校の3人が役場を訪れ、売上金の一部を中島栄村長に手渡した。

役場を訪れた柘植優鶴(ゆづる)さん(12)は「先生や商工会の人たちが、本気で相手してくれた。大金を取り扱うことになって、親や周りの大人がお金を稼いでいるのが、どれほど大変か分かった」と振り返った。

授業は、村商工会と連携して起業から納税までを体験する取り組み「キッズ☆カンパニー」の一環。児童たちは7班に分かれて会社を立ち上げ、社長や会計などの役割分担を決めた。仕入れや値付け、商品の宣伝の仕方を自分たちで考え、働くことの楽しさと厳しさを味わった。

昨年度までは、児童たちは村祭りに出店し、来場客に声を掛けながら販売していた。本年度は新型コロナの影響で、村商工会のホームページと直売所「みほふれ愛プラザ」で売ることになり、ある児童は「ネットで売っていることを知ってもらうため、新聞に折り込みチラシを入れたり、習い事の先生に営業したりした」と苦労を語った。

班によって商品はさまざま。冬場の乾燥した手には消毒液が染みて痛いと消費者の立場になって考え、ハンドクリームを売った班もあれば、自分たちでデザインしたロゴを付けたマスクやエコバッグを売った班もあった。

村への「納税」を終えた子どもたちは、「これまで話さなかった子とも仲良くなれた」「将来、自分でも会社を持ちたい」と晴れやかな表情で話していた。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース