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鹿嶋・鉢形地区 高齢者宅のごみ袋回収 住民組織が週1回活動

鉢形地区で続いている高齢者宅のごみ個別回収=鹿嶋市鉢形
鉢形地区で続いている高齢者宅のごみ個別回収=鹿嶋市鉢形
重いごみ袋を集積所まで運べない高齢者を助けようと、茨城県鹿嶋市鉢形地区の住民組織「鉢形地域を考える会」(小古井芳一会長)が、地区内の1人暮らし高齢者を対象にごみの個別回収を続けている。週1回の活動は今年5月で丸6年を迎える予定。メンバーたちは高齢者の感謝を原動力に、今後も継続したい考えだ。

同会は2010年4月、地区内のコミュニティーが抱える課題を話し合い、「共助」による住みよい環境づくりを実現しようと発足。メンバーは、市議や区長の経験者など14人。これまでに、自治会の問題を話し合ったり、郷土かるたを紹介する看板やマップ製作に取り組んだりしている。

個別回収が始まったのは2015年。同地区で暮らす佐藤友子さん(90)が、ごみ出し時に転倒、負傷した事例などを契機に、民生委員の間で地区内の「ごみ出し難民」に関する実態把握が進み、同会の個別回収活動につながった。現在は10人が個別回収を利用しているという。

ボランティアは毎週木曜日、軽トラックで高齢者宅を訪問して可燃と不燃、資源の各ごみを回収後、市内のごみ処理施設へ搬入。同会によると、玄関先で安否確認も実施しており、過去には人命救助につながったケースもあったという。

現在も個別回収を依頼しているという佐藤さんは「新型コロナウイルスの感染が拡大しているにもかかわらず、毎週欠かさず来てくれて本当にありがたい」と話した。

同会には他にも、利用者から感謝の声が届けられており、小古井会長は「『ありがとう』という言葉で疲れも吹き飛ぶし、活動の励みにもなる。私たち体の続く限り頑張りたい」と笑顔を見せる。

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