■15　塙紫音　内野手　チーム一の走塁技術
チーム一の走塁技術と安定した守備が持ち味。三塁の守備固めや代走のほか、投手としても起用される。

「打撃は課題」と語るが、打席での粘り強さは魅力の一つ。厳しい球を見極めたり、ファウルにしたりと、相手投手を苦しめる。昨秋の県大会は全試合に1番打者で出場し、安打は1本ながら7四死球をもぎ取った。

関東大会からは控えに回ったが、試合に向けての準備は怠らない。3戦ぶりに先発出場した、準決勝の東海大甲府(山梨)戦で4打数2安打。六回裏には2死満塁からコールド勝ちを決める2点適時二塁打を放った。

「出番が少ない分、出るチャンスが来たら、しっかり役目を果たして結果を残す」と言い切る。

170センチ、68キロ。右投げ右打ち。茎崎中出身。3年。

■16　手塚大翔　内野手　精神面鍛え打撃向上
グラウンドに足を踏み入れると、誰よりも真剣な顔となる。田辺広大主将も「オンとオフの切り替えがすごい」と話す。

新チームになって初の公式戦・県南選抜大会ではメンバー外。それでも、黙々とバットを振り込み、秋季地区予選からベンチ入りを果たした。

高校入学後、「メンタル面で大きく成長した」と自己評価。それまではミスをするたびに落ち込んでいたが、仲間の支えの中で練習や試合をこなし、自信を身に付けてきた。打撃では「打ち気で球を見ることで、反応できるようになってきた」といい、大会に向けて調子を上げている。

「ここぞという場面で試合に出て、ヒットを打ちたい」。万全な準備を施し、出番を待つ。

172センチ、68キロ。右投げ左打ち。栃木・大沢中出身。3年。

(学年は新学年)