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江戸時代の貴重な俳額、守谷市が誤破棄 市民寄託、一茶らの句

小林一茶ら俳人の句が墨書きされている「下町薬師堂俳額」(守谷市教育委員会提供)
小林一茶ら俳人の句が墨書きされている「下町薬師堂俳額」(守谷市教育委員会提供)

茨城県守谷市教育委員会は13日、市民から寄託された資料「下町薬師堂俳額」を誤って破棄したと明らかにした。小林一茶をはじめとする俳人75人の俳句が木製の板(縦約47センチ、横約184センチ)に墨書きされた俳額で、江戸時代の文政6(1823)年奉納とされる。1976年に同市本町の下町薬師堂で発見され、地区で保管され、住民の総意で2014年に寄託されていた。

市教委によると、中央公民館(同市百合ケ丘)の郷土資料コーナーで展示していたが、改修工事に伴い、もりや学びの里郷土資料室(同市板戸井)に移動。先月16日、資料が見当たらないことに気付き、担当職員らに確認したところ、同室の整理作業の際、破棄した資料の中に含まれていた可能性が高いことが判明した。寄託者には6日に謝罪した。

同市は一茶が何度も訪れたゆかりの地の一つ。「もりや歴史を学ぶ会」会長の渡辺雄一さんは「貴重な資料。俳句や歴史を知る人はこの俳額が市にあることを誇りに思っていたので悲しい。大変なことと理解してほしい」と語った。

市教委の町田香教育長は「市民の信頼を失う結果になったことを深くおわび申し上げます。職員の意識向上、職務上の連携、確認を徹底し、再発防止をしていきたい」と話した。

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