茨城県常陸太田市社会福祉協議会は14日、同市稲木町の総合福祉会館で、同社協支部長研修会を開いた。丸石製薬(大阪府)とオンラインで結び、感染対策コンシェルジュが感染について解説し、予防策などを紹介。ブラックライトを使って手洗いのポイントも説明した。

研修は「地域における感染対策で大切なこと」と題して消毒意識の定着と拡大を図った。マスクや手指衛生など感染対策のポイントを具体的に示し、消毒液の違いや使用する上での注意点、有効性の高い使用方法なども紹介した。

衛生的な手洗いのテクニック指導では、実際に汚れに見立てたローションを手指に塗り、洗った後にブラックライトを当てて洗い残しがあった部分を確認。手洗いでミスの多い部位について理解を深めた。

手洗い体験をした佐都支部の福地保子支部長は「丁寧に洗ったつもりだったが爪と皮膚の間に残っていた。研修で効果的な消毒方法なども分かった」と感想。郡戸支部の鴨志田悟支部長は「普段の手洗いの結果が目で確認できるのはよかった。支部でも取り入れてみたい」と話した。