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ゲノム編集で遺伝子改変トマト苗配布へ 筑波大とベンチャー、国内初 5月中旬、家庭菜園向けに

温室で育てているゲノム編集トマトについて説明する江面浩筑波大教授=つくば市天王台の同大(代表撮影)
温室で育てているゲノム編集トマトについて説明する江面浩筑波大教授=つくば市天王台の同大(代表撮影)


筑波大と同大発ベンチャーのサナテックシード(東京)は23日、国内で初めてゲノム編集技術で遺伝子を改変したトマトの苗の流通に乗り出すと発表した。血圧上昇を抑える成分GABA(ギャバ)を多く含むのが特徴で、まず公募したモニター5千人に家庭菜園用として2万株を配布。契約農家でも栽培を始め、今冬にも加工食品として一般販売を目指す。ゲノム編集作物への消費者の不安が残ることから、積極的な情報提供を行う考え。

ゲノム編集トマトは、遺伝子を効率的に改変できる「クリスパー・キャス9」という技術を活用。ギャバを通常の5倍程度含むよう改良した。同大の江面浩教授(植物分子育種学)が開発し、品種名を「シシリアンルージュハイギャバ」と名付けた。苗の配布や加工品開発などはサナテックシード社が担う。

同社は昨年末から無料栽培モニターを募り、全国の5千人超が応募。5月中旬から苗の配布を始める。関連会社は無料通信アプリLINE(ライン)を通じてモニターに栽培指導する。

トマトを生食できるのは家庭菜園モニターにとどめ、加工食品の一般販売は今冬から予定する。契約農家で栽培した果実を全て買い上げ、GABA粉末やピューレを作りネットで販売する。同社の竹下達夫会長は「食品のトレーサビリティー(生産流通履歴)を確保する。直接消費者に販売し、毎日摂取して効果を見てもらえれば」と期待した。

ゲノム編集作物について国は安全性審査や表示義務はないとの方針を示しているが、今回の苗提供ではゲノム編集技術を使ったことを自主表示する。江面教授は「安全性については国に届け出る事前相談の際に確認している。消費者の知る権利に応え、消費者側に立って情報提供や説明をしていく」と語った。

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