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コケの魅力伝えたい 鵜沢さん、初の児童書を出版

初の児童書を出版した 鵜沢美穂子(うざわみほこ)さん
初の児童書を出版した 鵜沢美穂子(うざわみほこ)さん

「小学生でも理解しやすい言葉を用いて、写真をたくさん使っている。子どもから大人まで幅広い年齢層の方に本を手にしてもらいたい」。2010年から茨城県自然博物館(坂東市)に勤務した鵜沢美穂子(うざわみほこ)さんは、コケの雌雄性や形態の研究、展示製作、教育普及に携わり、今年、自身初となる児童書「あなたのあしもと コケの森」(オールカラー48ページ)を出版した。

千葉県一宮町出身。幼少の頃から植物が大好きで、高校生の時に、道ばたのゼニゴケが胞子を飛ばしている現場に遭遇。「コケは小さいながらにつくりが複雑で形が面白い。懸命に生きていることに衝撃を受けた」。コケをもっと知りたいという探求心から大学は生物学科に進学。大学や大学院でコケの研究に没頭した。趣味は、県内調査を中心にした全国各地のコケ巡り。「50年前の記録を基に国の絶滅危惧種に指定されているササオカゴケを探すのはまるで宝探し」と笑顔を見せる。

児童書は、単なる図鑑ではなく、コケのライフサイクル「コケ暦」や1年の暮らし、見分け方に焦点を当て、「生物学的な面白さ」を追求。学校の校庭や通学路、公園などで見つけることができる25種類のコケを写真で紹介し、子どものワクワク感や好奇心を育てるとともに、コケの観察に必要な道具、ルーペの使い方などを説明している。

同館では10月からコケをテーマにした企画展を予定している。「コケのかわいらしい姿に癒やしを求める全国の『コケ女子』や子どもたちが、本を片手に展示を見てくれれば」と期待する。コケの魅力がたっぷり詰まった一冊。館内のミュージアムショップなどで販売中。同館主任学芸員。つくばみらい市在住。37歳。

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