2021年5月7日(金)

境一家殺傷事件 夫妻殺害容疑で埼玉県の26歳男を逮捕 茨城県警

被害者宅に続く道。県警の規制線が引かれている=2020年7月撮影、境町若林
被害者宅に続く道。県警の規制線が引かれている=2020年7月撮影、境町若林

茨城県境町若林の住宅で2019年9月、会社員の小林光則さん=当時(48)=と妻でパート従業員の美和さん=当時(50)=が刺殺され、子ども2人が重軽傷を負った事件で、県警は7日、殺人の疑いで、埼玉県三郷市鷹野4丁目、無職、岡庭由征容疑者(26)=公記号偽造の罪などで起訴=を逮捕した。県警は小林さん一家との接点はなかったとみており、動機や当時の状況などを追及する。捜査に支障があるとして認否は明らかにしなかった。

この日記者会見した境署捜査本部によると、関係者からの聴取、現場の鑑識、押収品の鑑定解析などを通し、岡庭容疑者が関与した疑いが強まったという。凶器は犯行現場から見つかっていない。

逮捕容疑は19年9月23日午前0時38分ごろ、境町若林の光則さん方で、光則さんと美和さんの胸や首を刃物で複数回刺すなどして殺害した疑い。

事件は、住宅2階の寝室で夫婦が刺殺された後、同じ階の子ども部屋にいた長男(14)が手足を切り付けられ重傷を負い、次女(13)が催涙スプレーのようなものを吹き掛けられ両手に軽傷を負った。1階にいた長女(22)は無事だった。

捜査関係者によると、当初、上半身の刺し傷などから強い殺意を持った人物による計画的な犯行との見方を強め、一家を知る人物が関わった可能性を視野に捜査を進めた。しかし、現状で岡庭容疑者と被害者家族に接点はなく、捜査本部は逮捕まで約1年半を要した理由の一つに挙げた。

岡庭容疑者は運転免許を所持しておらず、普段は徒歩か自転車で移動していたとみられる。

岡庭容疑者は自宅で硫黄約45キロなどを貯蔵したとして、昨年12月にさいたま地検が消防法違反の罪で起訴。さらに、警察手帳の記章を偽造し販売したとして、茨城県警が今年2月に公記号偽造の疑いで逮捕、3月に水戸地検が起訴していた。

境一家殺傷事件から1年を迎え、現場前に献花する県警の石崎宏文捜査1課長=2020年9月23日午後2時ごろ、境町若林
境一家殺傷事件から1年を迎え、現場前に献花する県警の石崎宏文捜査1課長=2020年9月23日午後2時ごろ、境町若林


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