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新型コロナ 水戸・高齢者施設 ワクチン誤接種 90代入所者、6日後に2回目

水戸市の高齢者施設で起きた誤接種について記者会見で謝罪する秋葉宗志副市長(中央)ら=19日午前、市役所
水戸市の高齢者施設で起きた誤接種について記者会見で謝罪する秋葉宗志副市長(中央)ら=19日午前、市役所

水戸市は19日、高齢者施設の新型コロナウイルスワクチン接種で、施設側が90代の入所者女性に対し、1回目の6日後に誤って2回目を接種したと発表した。本来の間隔は3週間が推奨されている。意思表示が困難な人への確認が不十分で、予診票を接種前に確認しないなどのミスが重なり、入所者を取り違えた。女性に健康被害は確認されていないという。市と施設側が記者会見し、「重大な健康被害が起きかねない事案」と謝罪した。

市などによると、18日午後3時ごろ、同市東原の「介護老人保健施設はなみずき」(定員85人程度)で、施設の医師(北水会記念病院兼務)が入所者10人に1回目を接種する際、接種予定の女性ではなく12日に1回目を接種済みの女性を施設の介護職員が会場に誘導。医師と施設看護師ら対応した4人全員が、接種予定の女性と思い込んだ。接種直後に看護師が予診票を確認し、取り違えに気付いた。

介護職員が接種予定リストを確認せず入所者を連れて来たのと、医師らが接種直前に予診票確認を怠ったのが原因。ファイザー社はワクチンの接種間隔は3週間を推奨している。女性は6日後に2回目を接種したことになり、北水会記念病院に入院して経過を観察している。

同施設の横山信介事務局長は「意思表示が困難な方、認知症の方に対し、顔と名前をしっかり一致させていない職員が対応した。本人確認用のリストバンドを用いるなど、間違えないための仕組みも導入していなかった」と説明した。同病院の平沢直之院長は「施設任せとなり責務を果たせなかった。反省している」と謝罪した。

同施設は入所者の接種を中断。市は3回目の接種が必要かどうか厚生労働省に問い合わせている。健康被害はアナフィラキシーショックなどの副反応が想定されるが、前例がなく具体的には分からないという。

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