2021年6月11日(金)

橋幸夫さん、恩師しのぶ 作曲家・吉田正さん生誕100年

命日に吉田正さんの墓前に手を合わせる橋幸夫さん=日立市十王町友部、菊地克仁撮影
命日に吉田正さんの墓前に手を合わせる橋幸夫さん=日立市十王町友部、菊地克仁撮影

今年、生誕100年を迎えた茨城県日立市出身の作曲家、吉田正さん(1921〜98年)の命日に当たる10日、吉田門下生で吉田正音楽記念館名誉館長の歌手、橋幸夫さん(78)が、吉田さんが眠る同市十王町友部の法鷲院を訪れ、墓参りをした。橋さんは「生誕100年。思い出深い。先生は今でも自分を見てくれていると思う」と語った。

吉田さんは「いつでも夢を」など日本の歌謡界に数多くの名曲を残し、77歳で亡くなった。死後、「数多くの歌謡曲を作り国民に夢と希望と潤いを与えた」として国民栄誉賞を受賞した。作曲活動の一方で橋さんら門下生の歌手を育てた。

橋さんは、吉田さんの墓前で長く一礼した後、手を合わせ、故人をしのんだ。恩師について「ある時は父親、ある時は厳しい師匠として接してくれた」と振り返り、「吉田先生がいなかったら橋幸夫という歌手は存在していなかった。ご縁の強さを感じている」と感謝した。

吉田さんは1921年1月20日、現在の日立市で生まれた。42年に召集され戦地に赴き、シベリア抑留生活を経て48年に復員。49年に日本ビクター専属作曲家となり活躍した。

主な代表曲は「有楽町で逢いましょう」や「東京ナイト・クラブ」、日本レコード大賞受賞曲の「誰よりも君を愛す」のほか、「おまえに」「潮来笠」など。2004年には同市宮田町に吉田正音楽記念館(入館無料)が整備された。

吉田さんの生誕100年を記念し、今月26日から同記念館で企画展「生命(いのち)ある限り 吉田正・私の履歴書(前編)」が始まる。5月19日には、吉田さんの名曲を集めたCD全集「夢と希望の流行歌〜吉田正作品集」がJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントから発売された。



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