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取手殺人遺棄 捜査本部設置1週間 被害者の足取り追う 勤務先で火災、関連捜査

北田和彦さんの遺体が見つかった現場周辺=取手市稲
北田和彦さんの遺体が見つかった現場周辺=取手市稲

茨城県取手市稲の共同墓地近くの路上で千葉県我孫子市天王台2丁目、マージャン店員、北田和彦さん(59)の遺体が布団にくるまれて見つかった殺人・死体遺棄事件は、県警が取手署に捜査本部を設置して18日で1週間になる。北田さんが殺害された場所や遺棄の日時は特定されず、犯人が単独か複数かもはっきりしていない。捜査本部は北田さんの交友関係、行動履歴を洗い出し、犯人につながる情報を求めている。

北田さんの遺体は、日課でジョギングをしていた男性(66)が9日午前5時半ごろ発見。男性の通報で駆け付けた取手署員がその場で死亡を確認した。遺体をくるんだ布団はひもで縛られ、頭にタオルケットが巻かれ、ひもで縛られていた。

11日の司法解剖では、死因が首の圧迫による窒息死の疑いと判断され、殺人事件に発展した。

遺体発見から約2時間半前の午前3時前後、現場から数百メートル離れた防犯カメラに不審な車3台が映っていた。住民によると、この時間帯に通る車はわずかという。

北田さんの遺体の状況から、県警は7〜9日に殺害された後、車で運んで8〜9日に墓地のそばに置かれたとみている。防犯カメラの映像解析も進め、遺体が運ばれた日時や手段を絞り込んでいる。

また遺体発見約1時間前の9日午前4時36分ごろ、北田さんの自宅に近い我孫子市天王台1丁目のマージャン店で火災が発生していた。近隣住民によると、11日ごろから県警の警察官が現場に常駐。県警は13日、北田さんの職業をマージャン店員と明かした。店は北田さんの勤務先とみられ、殺人事件と火災の関連を調べている。

容疑者が浮上しないままの状況に、取手市の住民は不安を募らせる。

取手市教委は学校に注意喚起。スクールガードや教職員が見守り活動をしている。地元消防団は夜間の見回りを強化する方針だ。

県警によると、自宅や北田さんが所有する車の捜索では、携帯電話や、クラブの入ったゴルフバッグなどが見つかったものの、自宅や車の鍵、財布は見つかっていない。捜査を遅らせる目的とみる向きもあるが、遺体が墓地のそばに捨てられたことが謎を深めている。捜査幹部は「少し先に崖があり、そこに捨てられていれば発見が遅れた。慎重に捜査したい」と話した。

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