シロワニ繁殖に成功 茨城県大洗水族館 国内初

アクアワールド県大洗水族館で生まれた「シロワニ」の幼魚(同水族館提供)
アクアワールド県大洗水族館で生まれた「シロワニ」の幼魚(同水族館提供)
アクアワールド茨城県大洗水族館は18日、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているサメの一種「シロワニ」の繁殖に、日本で初めて成功したと発表した。世界では5館目の快挙という。同館はサメの飼育展示種類数日本一を誇り、2002年の開館以来、シロワニの繁殖事業に力を入れてきた。

同館によると、生まれた幼魚は体長約92センチ、体重約4.3キロの雌。健康状態に問題はなく、親と別の水槽に移され、飼育されている。母親の胎内には別の個体が確認されていて、2匹目の誕生も期待される。

同館では15年に雌の妊娠を確認したが、死産となっていた。繁殖に当たり、雌雄の発情期が異なっていることが分かり、発情期を合わせる作業から着手。飼育していた個体は南アフリカから搬入したもので、現地の水温変化に合わせた環境にしたところ、雄の個体の発情期に変化が見られた。

その後、日本の水温変化に戻し、照明の点灯時間を季節によって変えるなどの工夫を行ったという。

シロワニは水温の高い海に広く分布し、成体は体長3メートルを超えることもある。

繁殖に成功した幼魚の一般公開は、健康状態などを観察しながら時期を検討するとしている。

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