北茨城の旅館、プリン専門店に参入 いわき、26日開設 多角経営「従業員守る」

プリン専門店で販売する「4時間プリン」
プリン専門店で販売する「4時間プリン」
プリン専門店をオープンするまるみつ旅館の武子能久社長と武子哲也料理長(右から)=福島県いわき市
プリン専門店をオープンするまるみつ旅館の武子能久社長と武子哲也料理長(右から)=福島県いわき市
新型コロナウイルス感染拡大で宿泊客が依然激減している中、茨城県北茨城市平潟町の「あんこうの宿まるみつ旅館」が福島県いわき市でプリン専門店の運営に乗り出す。旅館の経営と従業員の雇用を守る収益確保策として昨年、あん肝を使ったラーメン店を開業したのに続く新型コロナ対策の取り組みだ。武子能久社長は「いわきで一番のプリン専門店にして宿とスタッフを守り抜きたい」と力を込める。

26日にオープンするのはプリン専門店「4時間プリン」。同市小名浜の市街地に立地する事務所跡に居抜き出店する。延べ床面積は約33平方メートル。プリンは旅館の施設で製造後、同店に運び入れる。

旅館系列の菓子店「てんごころ」で販売し、好評を博していたプリンを一部改良。同市産の厳選卵と北海道産生クリームを使用し、濃厚な味わいと口溶けに仕上げた。注文を受けてからカラメルを火であぶり、ブリュレ状にして提供する。

持ち帰りのみで、価格はプレーンが389円、抹茶味が398円、ラム酒味が453円。内容量は約70グラム。てんごころで展開する他の菓子も一部販売する。

旅館はコロナ禍での宿泊客激減を受け、昨年5月には料理人たちが持つ調理技術を生かした「あん肝ラーメン」の専門店として開業するなど、コロナ禍を乗り切る方策を模索してきた。

武子社長は「コロナと長期戦になっている。緊急事態宣言で県外からの宿泊が減り、打撃を受けている」とラーメン店でも補えない窮状を語り、プリン専門店の運営で多角経営を図り、収益を確保したい考えだ。旅館の料理長も務める武子哲也店長は「絶対に成功させたい。従業員も家族も元気になるよう頑張りたい」と意気込んだ。

プリン専門店は25日までプレオープンし、26日に本オープン。営業時間は午前9時〜午後4時、月曜定休。

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