龍ケ崎官製談合 元市課長に有罪判決 東京地裁 「責任、軽視できず」

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茨城県龍ケ崎市発注の工事を巡り入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反の罪に問われた元市契約検査課長、島田真二被告(60)=同市=の判決公判が24日、東京地裁で開かれ、坂田正史裁判長は「責任は軽視できない」として懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。弁護側は罰金刑を求めていた。

事件では、中山一生市長に近く建設業界とつながりのある市社会福祉協議会の元副会長、川北恵一郎被告(72)、副市長だった川村光男被告(65)が同罪で起訴。市市長公室参事(54)も罰金50万円の略式命令を受けた。島田被告は在宅起訴された。

判決理由で坂田裁判長は「入札の公正や信頼を害する悪質な行為。常習性も認められる」と指摘した。一方で、犯行は大きな影響力を持つ川北、川村両被告が結託して主導したと認定。島田被告が罪悪感から異動を願い出たり、不正をやめるよう進言したりした事情を酌んだ。

判決によると、4人は共謀し、昨年12月22日執行の土木工事などの入札6件に関し、秘密事項の入札参加申請業者名を記した書面を同9日午前、島田被告が市役所で市参事に交付。市参事が同日午後、電話で川北被告に業者名を漏らした。

判決を受け中山市長は「重く受け止め、このような事件を二度と起こさないよう、再発防止に向けた検討を鋭意進める」などとコメントを出した。

川北被告は懲役1年6月を求刑され、28日に判決の予定。川村被告は公判前整理手続きが行われている。

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