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日本電解が東証上場 マザーズ 茨城県内企業3年ぶり

上場セレモニーで鐘を打つ日本電解の中島英雅社長CEO=25日午後、東京・日本橋兜町
上場セレモニーで鐘を打つ日本電解の中島英雅社長CEO=25日午後、東京・日本橋兜町
車載電池や回路基板の部材となる「電解銅箔(どうはく)」を製造販売する日本電解(茨城県筑西市下江連)は25日、東京証券取引所の新興市場マザーズに株式を上場した。県内企業の新規上場は2018年に香陵住販(水戸市)がジャスダックに上場して以来、3年ぶり。東京都中央区の東証で上場セレモニーに出席した中島英雅社長CEO(最高経営責任者)は「身が引き締まる思い。これからはパブリックカンパニーとして株主、地域、社会の皆さまに社業を通して貢献していきたい」と話した。

株価は売り出し価格、初値とも1900円、終値は1967円でひけた。売り出し株数は追加で売り出すオーバーアロットメントを含め559万5400株。初日の値動きについて中島社長は「想定範囲に近いところ。投資家の支持を頂けたものとして安堵(あんど)している」と表情を緩めた。

同社は1958年に設立。ハイブリッド車や電気自動車(EV)などに搭載されるリチウムイオン電池用やスマートフォンなどに使う回路基板用の電解銅箔を生産する。車載電池用は日米でトップシェアを誇る。

地球温暖化対策の要請から自動車メーカー各社は電動化の取り組みを加速。車載電池用は需要が急速に伸びており、同社は生産体制増強を進めている。

調達資金は米国の子会社工場で既に始まっている回路基板用から車載電池用への製造ライン切り替え工事費用に充てる。米国では新工場建設も計画している。中島社長CEOは「EV市場は競合メーカーとの競争が非常に激しくなっており、われわれにとっては時間との闘い。(脱炭素化の流れで)EVにとってフォローの風が吹いているこの機をチャンスとして事業拡大につなげていく」と意気込んだ。

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