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茨城町に希少なガ 色鮮やかな姿 茨城県絶滅危惧種マエアカヒトリ 住民、自宅で発見

茨城町で発見された県の絶滅危惧種のガ「マエアカヒトリ」=同町上石崎(関佳栄さん提供)
茨城町で発見された県の絶滅危惧種のガ「マエアカヒトリ」=同町上石崎(関佳栄さん提供)

茨城県の絶滅危惧種になっている希少なガ「マエアカヒトリ」が、茨城町内で発見された。昨年、小美玉市内で52年ぶりに見つかり、2年続けて茨城県内で生息が確認された。環境省の準絶滅危惧種にもなっており、専門家は「初めて見た。撮影したこともなかった」と、約半世紀ぶりに現れた色鮮やかな姿に興味を示している。

マエアカヒトリは、白い羽に赤い縁取り、黒い斑点があり、尾の黒色とオレンジ色のしま模様が特徴。今回見つけたのは、同町上石崎の関佳栄さん(52)。今月、自宅で日なたに干していた座布団の上で発見し、その後も自宅の松の木や畑でも見つけ、交尾する様子も目撃したという。

県環境政策課生物多様性センターによると、昨年6月に小美玉市の男性が発見するまで、県内では1968年8月4日、旧新治村(現土浦市)で採取された記録が最後だった。今年は関さんの発見後、鉾田市、大洗町でも見つかっている。関さんは「後で貴重な生物と知り、びっくりした」と話した。

同センターによると、マエアカヒトリは平地や畑に生息、5〜10月にかけて成虫が数回発生する。幼虫がネギやトウモロコシ、大豆を食べるため、害虫として扱われていた。

「蛾(が)の生態標本図鑑」を昨年出版した水戸市の昆虫写真家、今井初太郎さん(80)は「昆虫の写真を約60年撮り続けているが、初めて見た。他に似ているガがないので、マエアカヒトリに間違いない」と話した。

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