少年院と牛久シャトー連携 ブドウ栽培で再犯防止 院生社会復帰へ職員交流

牛久シャトー敷地内でブドウ栽培の傘かけ作業を学ぶ農芸学院の職員=牛久市中央
牛久シャトー敷地内でブドウ栽培の傘かけ作業を学ぶ農芸学院の職員=牛久市中央
少年院「農芸学院」(茨城県牛久市久野町)と、日本初の本格的ワイン醸造施設「牛久シャトー」(同市中央)がワインに用いるブドウ栽培で連携を深めている。同院は、昨年度から院生の再犯防止の取り組みの一環で、ワイン用のブドウ栽培を試験的に開始。本格的な栽培に向け、牛久シャトーの職員が同院の職員に育成のアドバイスをするなど、交流を強化している。

同院は、昨年度から市と牛久シャトーと連携し、ワイン醸造に使用するブドウを試作。院生の社会復帰に向けた技術習得などにつなげたい考えで、敷地内3カ所で3種計約50本のブドウの栽培を試験的に開始し、現在は約120本を栽培。院生が職業指導の一環で、水を与えたり、雑草を抜いたりして、生育状況を確認している。

同院によると、牛久シャトーのアドバイスを受けて栽培方法を改良し、徐々に収穫量を増やしたい考え。来年3月を目標に、同院の敷地内に約2400平方メートルの畑を作り、ブドウの木約400本を植える予定だ。

6月24日、同院の職員12人が牛久シャトーを訪れ、敷地内で栽培されているブドウの傘かけの作業を体験した。

職員は、牛久シャトーの職員の指導を受け、ブドウを病気などから守るために、紙の「傘」をかけた。同院の担当者は「職員が専門家から知識を得て院生に指導することで、院生の社会復帰支援や地域貢献につなげたい」と話した。

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